最近の読書

挨拶

復帰前の挨拶

 ご無沙汰しました。
 いろいろ片付いてきたので、観劇生活を再開したいと思ってる。
 その前に、この1ヶ月くらい読んだ本を紹介するね。本について話すことはなかなか機会がないので。

「文藝別冊 総特集 くらもちふさこ」2017年4月発行
 くらもちふさこの凄さを改めて、噛みしめるための特集。マンガの技法を極め続けた人の、今も止まらない歩みに、ため息。

「向田邦子シナリオ集Ⅲ 幸福」
 持っていたシナリオ本を人に貸して返ってこなくて、この最高傑作が本棚になくて。文庫で出てるのを発見して買ったら、また読んでしまい、全て知っているのにまた感激してしまったわ。皆さん、これが彼女の最高傑作です。

「日本会議の研究」菅野完著
 長年新聞を読んでいても、知らないことがたくさんある。そのことを痛感するし、黙ってはいられない気持ちになるわ。

「ブラッカムの爆撃機」ウェストール著
 宮崎駿による解説(?)と飛行機の解説図が、ウェストールへの偏愛を語っていて、プラスアルファの楽しみ。

「海街diary8 恋と巡礼」吉田秋生
 1冊出ると、繰り返し読み、さらに1巻からまた読み返してしまう。楽しい。

「悟浄出立」万城目学
 今読みかけ。

「グレート・ギャツビー」フィッツジェラルド 村上春樹訳
 今、再読中(予習)。

 ラインナップの脈絡のなさに、クラクラする。忘れてるものもあるかも。
 今後は芝居のことだけじゃなく、本のことももう少し書けたらいいんだけどね。
 それと、さっき気がついたんだけど、今年の12月で、このブログが10周年を迎えるかも?! えーっ!もう10年経っちゃうのお? やだなあ、もう。年取るわけだわ。まさかの10年・・・。
 というわけで、観劇生活、再開です。

新年の誓い

 あけましておめでとうございます。

 
 年末に、ちょっとした出来事があったの。
 近くにある餃子屋さんに餃子買いに行ったのね。そこは、おばちゃん一人でやってる手作り餃子の店で、すごく美味しい。という情報は、本題とは何の関係もなくてね。
 そのおばちゃんに、いきなり言われた。「蜜柑の食べ過ぎじゃない?手が黄色いよ」 って。
 それで家に帰ってから、じっと手を見た。
 やっぱ、ちょっと、黄色いかも、と思った。確かに、11月下旬にコタツを出して以来、1日に平均4つくらい蜜柑食べてるし。でも、家族もそれくらい食べてるのに、マダムの手だけが黄色くなってるじゃないの。なぜなの?
 ちょっと調べてみたら、カロチン血症とかいうらしい。要するにカロチンの取りすぎね。蜜柑だけじゃなく、野菜ジュースの飲み過ぎも原因になるのだって。はったと膝を打ったわ。秋頃から、カフェイン取り過ぎを止めようとして、代わりに人参ベースの野菜ジュース、ずいぶん飲んだのよ〜。その上に蜜柑も食べたから、限界点を超えちゃったんだわ。
 もともとマダムは、緑黄色野菜が大好き。ブロッコリーとかピーマンとかオクラとか完熟トマトとかたくさん食べてる。カロチン血症を知る寸前も、ほうれん草のバター炒めを山盛りで食べてしまったわ。カロチンは油と一緒だと、吸収がいいらしいの・・・。
 
 というわけで、4月の浦井くんの『アルカディア』を観る頃には、カロチンが抜けているようにしようと決心した。とりあえず、野菜ジュースは、今開いてる瓶をちょっとずつ飲んで、飲み終わったら当面禁止。蜜柑は1日1個。
 新年の誓いは、カロチンと観劇の、過剰摂取に気をつけます、ってことで。
 
 みなさま、今年もよろしくね。

お知らせ

 全く個人的な理由により、9月いっぱいくらい、ブログをお休みします。
 体調不良、とかいうことではありませんので、ご心配なく。実生活の方があまりに多忙なので。
 記事の更新ができないだけじゃなくて、コメントくださっても、出すのが遅れたり、お返事出来なかったりするかもしれません。10月になったら、必ずお返事しますので、ご了承ください。

 休み明けから、年内一杯のマダムの観劇希望作品を並べておきます。希望であって、決定ではないのですが。

  イキウメ『語る室』
  さい芸『ヴェローナの二紳士』
  ロベール・ルパージュの『針とアヘン』
  ラドウ・スタンカ劇場来日公演『ガリバー旅行記』『オイディプス』
  新国立劇場『パッション』
  文学座公演『再びこの地を踏まず』
  シアタートラム『スポケーンの左手』
  紀伊國屋ホール『熱海殺人事件』
  シアターコクーン『ひょっこりひょうたん島』
  パルコ劇場<長塚圭史新作公演>

 
 あれ?なんだか、思ったより少ない! なんか重大なもの、忘れてない?
 みなさま、また、おいおい教えてくださいませ。
 
 

祝 500本

 StarSの武道館コンサートの記憶が、どんどん薄れていく今日この頃。そこへ、StarSの亜流が現われた。その名もMonStarS。
 MonStarSは中年男性3人のユニットであるらしい。本家StarSと同じミュージカル界に本拠を置く本格派のユニット。本家が今、活動ほぼ休止中であるので、その隙にファンを乗っ取ってしまおうという魂胆がありあり、なのかどうかは、よくわからない。
 マダムはとりたててミュージカルファンなわけではないので(といいながら、のみとりマナコで『エリザ』チケット取りに走ってたけどさ)、中年男性が誰なのかを探る気もないし、亜流に心動かされることは無いの。たとえこのまま活動が休眠状態であろうとも、StarSひとすじ。MonStarSに興味がおありの方は、どうぞご自分でお調べください。マダムは知らないしー。
 
 去年、観劇人生最高の収穫を得て、すっかり図に乗ってるマダムだったんだけど、今年が4分の1終わったところで、去年の今頃に比べてだいぶテンションが落ちてるの。観劇人生も山あり谷ありだわ。
 これって、もしかしたら、去年の収穫のせいでマダムの眼が肥えてしまったせいなの?! だとしたら、去年の上を行く収穫なんて、なかなか得られはしないじゃん・・・・。
 ここは、ちゃんと初心に帰り、小さな劇場、小さな劇団を発見していこう。小さくても新しい喜びを見つけなくちゃね。
 さて、今日の記事は、記念すべき500本目! でもまあ全部レビューを書いたのではなく、どうでもいいような記事もたくさん含めてのことだから(今日みたいに)、たいしたことないわね。通過点よ、通過点。
 これからも、良い芝居に負けないくらいの良い文章を書くように、命ある限り精進します。なあんて言って、格好良ければいいのにな。

謹賀新年 2015

 みなさま、あけましておめでとうございます。
 今年も、当ブログとマダム ヴァイオラをよろしくお願いいたします。

 2年ぶりに受験生のいない正月を迎え、なんと平和だったことか。実にゆったりと過ごせたわ。でも、チャンネル争奪戦で子供にことごとく破れ、気になってたあの人やこの人が出てるドラマは見られずじまい。紅白の舞台に吉田鋼太郎の姿を確認はしたけれどね(紅白に出たのはStarSではなく、吉田鋼太郎だったのね!貫禄負けだわ)。
 さて、今現在、マダムが観る予定でいる芝居を、ざっと並べておくね。予定は予定であって決定ではないので、あしからず。

 さい芸「ハムレット」
 国際フォーラム「ボンベイドリームス」
 シアタークリエ「ユイット」
 シアターイースト「The River」
 シアターコクーン「三人姉妹」
 本多劇場「ペリクリーズ」
 日生劇場「十二夜」
 パルコ劇場「正しい教室」
 日生劇場「デスノート」
 本多劇場「バカのカベ〜フランス風」
 DDDアオヤマクロスシアター「黒鉄さんの方位磁石」
 帝劇「エリザベート」
 世田谷パブリックシアター「トロイラスとクレシダ」

 もし、アレを忘れてるよ!という舞台があったら、言って頂戴。
 それと、今年、マダムはツイッターを始めるよ。ただ、話し出すと長くなる性格から言って、あまりツイッターに向いてなさそうなので、とりあえずは芝居を観たら、観たよって、つぶやく程度かも。
 というわけで、また一歩新しい方向へ踏み出してみるマダムなの。
 今年もガツンとよろしくね!

2014年が始まりました。

 今年も、面白い芝居との良き出会いがありますように。
 好きな役者さんたちの演技の稲妻が飛び交うその場に、居合わせることができますように。
 そして、芝居について皆さんと熱く語れますように。

 マダムの年末年始は、地味。今回もまた受験生がいるんだもの。
 でも年末に、ちょっとドキドキすることが! WOWOWでやってたマーティン・スコセッシの映画『ヒューゴの不思議な発明』が、素晴らしくて。切なく美しい映画なんだけど、ごく最初の方に出てきた台詞に胸打たれたの。父親が死んでひとりぼっちになった少年ヒューゴは、今にも泣き出しそうなのを必死にこらえているのね。そこへ唯一の友達イザベルが言うのよ、「泣きたい時には泣いていいのよ。皆、泣いてるわ、シドニー・カートンも、ヒースクリフも」って。イザベルは本が大好きな女の子なんだよね。いい台詞でしょう? やるなあ、マーティン・スコセッシ。

 そして元日にもちょっと嬉しいことが! なんとなく点いてたテレビのCMで、わが風間杜夫がトミー・リー・ジョーンズと共演してるのを発見! わずか30秒ほどの中で、圧巻の主役なの。並んで缶コーヒー飲んでてても、存在感、負けてないのよ。

 ということで、小さな幸せでも充分嬉しいマダムでした。
 今年もよろしく。

ブログ再開のご挨拶と、赤川次郎の『芸術三昧』

 腱鞘炎により、ずっとお休みしてましたが、そろそろ再開しようと思います。

 いえね、完全復調ではないのよ。右手をかばってたら、今度は肩が痛くなったり、背中や首がこったり、きりがないの。負の連鎖。朝起きたら、夜より肩が凝ってたりして。そう友達に話したら「寝る前にストレッチするといいよ」と教えてくれたんだけどね。寝るにも準備体操が要るのって、どうよ。全く歳は取りたくないよっ。
 という訳で、やけくそな見切り発車的再開です!温かく見守りつつ、期待してね。

 夏のあいだ、芝居を一本も観ず、中継も観ず、映画館も行かず、本だけちょっぴり読み、ぼんやりしてた。もちろん仕事してたし、子供と小旅行に行ったりもしたし、寝てた訳じゃないんだけど、マダムとしては超不活発な夏だった。
 それはなぜか。最初は自分でもよくわからなかったのだけれど、だんだんそれが頭の中でひとつの形になってきてね。
 やっぱり原発のことが頭から離れないんだ、ってわかったのね。せめて子供を守りたいのよ。でも自分だけの力じゃ限界がある。本気で守りたいなら、引っ越さなきゃかもだし、もしかしたら日本から出て行かなくちゃかも、よ。そんなことできるわけがない。強い無力感に襲われて、芝居を観たい気持ちすら出てこなかったの。
 今日もニュースで東海村の村長さんが脱原発を訴えてた。東海村の原発は、あと40センチ津波が高かったら、福島と同じように全ての冷却が止まってたそうよ。そうしたら、同じようにメルトダウンもしてただろうし、首都圏に住んでいる私たちも確実に激しく被曝しただろうし、健康と仕事と家を全て失う可能性もあったのよ。私たちは薄氷の上に暮らしてきたのよ。
 そうやって自分のことを考えて改めて、どれほど今、福島の人が辛いことになってるか、もう一度考える。そしたらもう、向かう方向は一つしかないじゃない。どんなに遅くても、引き返すのは今、なのよ。


 そういうことをマダムはずっと黙っていたの。ブログはそもそも芝居について書く場として作ったものだから、場違いだと思ったこともある。だけど、そりゃ、やっぱり自分に対する言い訳だったのよ。潔くなかったわ。
 そう強く思えたのはね、ずっと朝日新聞のコラム『三毛猫ホームズと芸術三昧』(毎週金曜夕刊)を読んでたから。赤川次郎の小説をマダムは面白いと思ったことはない。けれどこのコラムは素晴らしい。羨ましいほどホントに芸術『三昧』しててね、高い見識があり、褒める時も苦言の時も、媚がない。オペラもクラシックコンサートも歌舞伎も文楽も全部守備範囲。そしてもちろん、演劇も。
 震災後も彼は芸術三昧し、一方で原発について言及するのを忘れない。コラムは演劇批評であり、一方で社会批評にもなっている。二つのつながりに無理がないのが見事。同じ朝日の劇評欄が、なさけないほど現実世界と隔絶しているのと比べると、赤川次郎、あっぱれ、と思うわ。
 マダムが赤川次郎と同じように書けるわけじゃないし、目指す必要もないけれど、志だけは高く持っていこうっと。

 次は今後の観劇予定(希望)について書くわね。

ちょっとお休み

 軽い腱鞘炎になってしまったので、少しの間、ブログをお休みします。

 本当は、藤原竜也主演のドラマ『ブルータスの心臓』にがっかりしたり、シアタートラムの『モリー・スウィーニー』に思うところがあったりしてるんだけれど。
 長い文章を書くのにとても時間がかかるので、ちょこっとだけ、観劇やら読書やらの報告なら、できるかも。
 なので、完全なお休みじゃないかもしれないですが、ペースダウンしますので、先にご挨拶しておきますね。

融ける脳

 新潮社の季刊誌『考える人』の特集「村上春樹ロングインタビュー」を読んだ。そこで多いに思うことあって、村上春樹と野田秀樹と地下鉄サリン事件についてという、とんでもない大風呂敷を広げたくなったのだけれど。この暑さが邪魔をするの。マダムの脳は、夏の陽射しに照らされたソフトクリームさながらに融け出していて、頭脳労働を阻んでいる・・・。

 そんな折も折り、友人のマダムTから最新のシアターガイド(9月号)野田秀樹のインタビューが載っているよ、参考になりそうだよ、という情報が寄せられたので、シアターガイドを探してみることにするわ。
 それを読んでから、大風呂敷(あるいは小風呂敷)を広げようかと思うので、皆さんもよかったら、二つの雑誌のインタビュー、読んでみてくださいな。

お久しぶりのご挨拶 そして佐藤史生を悼む

 ご無沙汰いたしました、マダム ヴァイオラです。
 引っ越ししたんだけど、当日の朝、引っ越し屋のおじさんから「今日は、一年で一番引っ越し屋の忙しい日です」とにっこり言われ、いやーホントに済まない気持ちになったわ。だからって、しょうがないんだけれどね。
 なにより心配してたインターネットの引っ越しが無事できたし、子供の入学式やら始業式やらも終わったし、あとはまあ、半年くらいかけて段ボールの山を崩していければいいわ。
 芝居の記事が書けるには、まだ少ーし時間が必要なので、待ってね。

 そして今日、どんなに忙しくても、この場で書かずにはいられない悲しい出来事について、書かせて。
 佐藤史生というマンガ家がいます。もともとは萩尾望都のアシスタントをしていたらしい人でね、デビューはもう30年くらい前というキャリアの長い人なんだけれど、とても寡作だったので、余程の少女マンガ好きでないとご存じないと思う。
 マダムはかれこれ四半世紀前くらいに彼女の代表作『夢みる惑星』4巻(小学館)に出会い、たった一作で、この作家に出会った価値があったと思ったの。たとえば子供の頃『ナルニア国物語』に熱中した人ならば、必ずや惹かれるようなダイナミックな物語がそこにあった。その後すぐに『ワン・ゼロ』4巻(小学館)が描かれて、こちらは完全なSFで、コンピューターが信仰の対象になってしまう近未来を描いていたんだけれど、まるで今の時代を予測していたかのような物語なの。
 二つの作品は全く毛色が違っているようでいて、実はバックボーンには私たち日本人の内なる東洋的なものがちゃんと存在してた。そこがなによりマダムを強烈に惹き付けた。何度繰り返し読んだかわからないこの二つの作品を、マダムは引っ越しの時にも真っ先に段ボールに仕舞い、新居に着いたら真っ先に本棚に並べたの。まさか佐藤史生という人が今まさに天に召されようとしているとは、全く知らずに。

 寡作であっても、何年かにぽつりぽつりと新作が出るのを楽しみに待っていた作家を、こうして失うのは、凄く悲しい。
 今夜は久しぶりに『夢みる惑星』を布団の中に持ち込んで、ひとり彼女を悼むことにします。

2017年11月
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