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憂鬱を打ち払う『メリー・ポピンズ』

 コロナ前には年に一度開催してた、親戚と芝居を観る会の復活だ。4月16日(木)マチネ、東急シアターオーブ。
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『メリー・ポピンズ』
 原作/パメラ・トラヴァース 
 オリジナル音楽/リチャード・M・シャーマン&ロバート・B・シャーマン
 追加歌詞&音楽/ジョージ・スタイルズ&アンソニー・ドリュー
 訳詞/高橋亜子 
 脚本/ジュリアン・フェローズ 翻訳/常田景子
 共同製作/キャメロン・マッキントッシュ
 振付/マシュー・ボーン
 出演 
  メリー・ポピンズ     笹本玲奈 
  バート          大貫勇輔
  ジョージ・バンクス    小西遼生
  ウェニフレッド・バンクス 木村花代
  バードウーマン&ミス・アンドリュー 樹里咲穂
  ブーム提督&頭取     丹宗立峰 
  ミセス・ブリル      浦嶋りんこ
  ロバートソン・アイ    DION
  ジェーン・バンクス    市川桃子
  マイケル・バンクス    深澤統    ほか
 
 『メリー・ポピンズ』はひたすら楽しい。前回観たのは2022年4月なので、4年前だ。再演がされたら人を誘って観に行きたいと思って、待っていた。前回のレビューは→こちら。お話も歌も振付も基本、同じなので、今回の説明は割愛。


 まあとにかく楽しいんだ。歌とダンスがぎっちり詰め込まれた3時間で、うっとり。しばし、現世の鬱を忘れて、夢中で舞台を見つめてた。ラスト、メリーが傘をさして客席の上をフライングで横断し、3階席の彼方に消えていくのを見届けたら、なんだか泣きそうだった。
 こんなスペクタクルでワクワクするような舞台を観るのは、これが最後になっちゃったりして…という思いが捨てきれないから。

 大貫バートがもう一度観たかったので、そこは固定。他は前回と違うキャストを選んでみたんだけど、この作品の完成度はどの組み合わせでもハイレベルなんだった。 
 笹本玲奈のメリーが、硬質で、キリッとしていて、原作のメアリーに一層近く感じられて、私は好きだ。小西遼生のバンクス氏も、子供達の父親にふさわしく、おじさん過ぎないところが新鮮で好き。あと、バードウーマンの樹里咲穂が、本当に樹里咲穂なの?と思う滋味溢れるバードウーマンでびっくりした一方、ミス・アンドリューは私の知ってる樹里咲穂の意地悪さ満載(褒めてます)だったので、この人の幅広さに感心。
 そして大貫勇輔のバートはね、前回も素晴らしかったんだけど、それ以上だった。ダンスのパワーに加えて、この4年間でやった役のおかげなのか、観客の視線を一瞬で引き寄せる技(そしてそれをパッと手放す技)をおぼえたみたいだし、表現する情緒の幅が広くなってた。メリーが去るのを察して別れを言うところなんか、切なさ倍増。語り手として芝居全体を制御する能力が増大してて、これはちょっと、先が楽しみな役者のひとりに加わったかも。
 
 今回は連れがいたので、なるべく前方の、役者の表情が見える席を選んだのだけど、リピートするなら3階の前方とかから見下ろすのも楽しいかも、と思った。残念ながらリピートの余裕はないのだけど。

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コメント

私も4年ぶりに観てきました〜。
前回初めて観た時は濱田めぐみ×小野田龍之介×知念里奈×島田歌穂というレ・ミゼラブルすぎるメンバーだったので、今回は笹本玲奈×大貫勇輔×知念里奈×樹里咲穂で、敢えてのA席、2階から観劇しました。前回は自動で動くセットに驚嘆&感動し、飛び去るめぐさんメリーを観た時「次は上の階で観る!」と心に決め、飛んできた笹本メリーに手を振って見送りました。
島田歌穂さんのミス・アンドリューはそんなに怖い印象がなかったけど、樹里さんのは凄かったですね。怖すぎた。
たまたまアフタートークのある回で、笹本さんは「私はフライング女優なので怖くないです。皆さんの笑顔がばっちり見えています」と余裕のコメント。大貫さんは「今回が3度目のバートで、体力の衰えを感じています(←本当に?)」「自分の子供に見せられてうれしかった」と言っていました。「step in time」が大好きなので、手が痛くなるくらい拍手してしまいました。みんなニコニコで帰途につけるミュージカルって素敵ですよね。今度は3階席で見たいと思います。

たまレオスさま。
楽しかったですよね!私も「step in time」が大好き。本当に拍手のために、もうひと組、手が欲しいくらいです。
大貫さん、お子さんに見せられて、よかった。パパがバートなんて、素晴らしいわ。
私も次観る時は、2階3階がいいなと思っています。今回は前の方で、役者さんの表情までバッチリ観たので、次はね!
次がありますように。

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