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『怒りをこめてふり返れ』追記

 勢いで書いてしまったら、大事なことを書き忘れてしまった。
 衣装やら小道具やらのことをたくさん書いたけれど、もっと根本的な演出上の問題があってね。マダムだけがわからなかったんだろうか?
 子供のこと、なんだけど。
 アリソンは子供ができたことを、ジミーに話せずにいて、クリフからも「話した方がいいよ」と言われている。だけど、いつもジミーは怒っているから、話せない。
 そこまではわかったんだけど。結局、子供のことをジミーに話せないまま実家に帰るじゃない?その辺から、アリソンの気持ちが全然わからなくなったの。あのときのアリソンは次のどれだったんだろう?
 ①とりあえず実家に帰って子供を産み、それからジミーとのことを考えよう。
 ②ジミーとは別れるけど、実家で子供を産んで育てよう。
 ③疲れ果てて、何も考えられない。
 ④正直、子供のことは考えたくない(子供なんてできなければよかったのに)。忘れたい。

 お父さんが迎えに来てて、トランクに荷物を詰めながらお父さんと話をするとき、このどれかのはずなんだけれど、どれにも見えなかったの。お腹の子供のことはシーンから忘れられている感じがした。
 だから、ラストで、流産したアリソンとジミーが対峙するとき、アリソンが子供のことをすごく嘆くのが、そのまま受け取れなかったの。ホントに悲しいのかなあ、と疑ってしまう気持ちがぬぐえなくてね。
 結局、アリソンの気持ちは全然理解できなかった、ということだわ。
 
 みんなはどうでしたか?

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コメント

ああ、えーと、整理できてないんだけども(整理する気もあまりない)・・・・。

ずっと、引っかかってるのは、ジミーが、父親の死と向き合ってたのは、自分だけだ!ってゴチャゴチャ怒るでしょう? あとヒューのお母さんの死も「俺が一人で葬式出して、なんちゃら〜」って怒ってる。
まあ「ヒューのお母さん問題」もあるんだけれども、それはそれとして、ジミーは自分だけが、身近な人の死で「大変な思いをさせられた」って、怒ってる。たぶん、アリソンの流産は、それと対になるものなんだと思ったんですが、どうでしょう?

アリソンが流産したことで、流産の苦しみを訴えたことで、初めてジミーは彼女を認めた〜みたいなところなかったですか? いや、私も、そうなんじゃないのかな〜と思っただけで、あの舞台からは全ては受け取れなかったんですけれど。

ぷらむさま。
確かにジミーがわめいていることの半分くらいは、お父さんの死んでいくところをずっと見ていた自分のこと、ヒューのお母さんの死にも立ち会った自分のことですよね。他の人が、背負いすぎないようにしている「死」というものに、ジミーは逃げないし、それどころかどっぷり浸かっている。
一方で流産したアリソンへの同情(?憐憫?)は、なんだか自分の子供だってことを忘れているみたいな感じがして。
こりゃ難しい本ですねー。一筋縄ではいかないわ。

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