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『ユイット』を観る

 夜8時始まりなら、平日でも行けるのよね。2月13日(金)ソワレ、シアタークリエ。

SHOW-ism Ⅷ『ユイット』
作・演出 小林香
出演 井上芳雄 蘭寿とむ 大貫勇輔 坂元健児
   フィリップ・エマール ジェニファー 彩吹真央 他

 いわゆる芝居、の範疇には入らない、ショーなので。レビューは書かなくてもいいかな、と思ってるの。さくっと感想を書くね。
 不老不死の住人ばかりが住んでる(泊まってる?)ホテル(オテル?)・ド・ユイット。オーナー(井上芳雄)も勿論不老不死の身の上なんだけれど、恋人(蘭寿とむ)だけは普通の人間、という設定。そのゆる〜い設定の上で、歌い踊る2時間のショー。場面ごとに、ストーリーというか設定があるんだけど、それはごく緩いもので、芝居よりも、歌や踊りの美しさを優先して作ってあるのね。
 衣装やセットや照明の色合いが、実に上品で美しいの。全体のバランスを良く考えて隅々まで気を配ってあるのがわかる。光沢のある艶やかな衣装を着た井上芳雄の美しいことといったら! 
 マダムはミュージカルもあまり観てないし、宝塚は全く観ないので、他の出演者は初めて観る人ばかり。皆、踊りが上手くて。恋人役の蘭寿とむは、骨格がしっかりしていて肩のあいたドレスがよく似あい、立ち姿が綺麗で。

 ショータイムの中で、ひとつだけ他と異質な場面があった。3.11の津波で家族を失った青年のお話があって、台詞はなく、ほぼ井上芳雄の歌だけで構成されていたんだけど。彼の演技が、まっすぐテーマに向かっていたの。
 他の場面は、それなりに切なく悲しいテーマがあっても、掘り下げすぎず、楽しいショーの範疇からはみださないように演出されてると感じたんだけれど、この津波のシーンだけはその範疇を突き抜けてしまっていた。それはたぶん、演出の意図するところじゃなくて、井上芳雄の演技が突き抜けちゃったんだわ。

 芝居でもなくミュージカルでもなく、かといって純然たるショーでもない。そこを狙って作っているので、マダムにとっては受けとめ方が難しかった。テーマっぽいものがあると、どうしてもそっちに引きずられるタイプだから。
 勿論、舞台の上の美しさにずっと、眼を奪われていたんだけれど。

 でもメチャクチャ嬉しいことがあった。出演者たちが途中、ワインのボトルを持って客席に降りてきたんだけど、マダムはムッシュー・アン(井上芳雄)に白ワインを注いでもらいましたー! やったねー!なんという幸運。
 1m圏内で見た井上芳雄は、そのメイクと衣装とで、美しい妖精の青年のようだった。人間っぽくなかった。
 トートが期待できる!と、思ったわ。

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コメント

Viola-san
ユイット、楽しかったですね。

パリの街角にあるかもしれないオテル・ド・ユイットを舞台にした、目にも艶やかショーでした。

マダムがご指摘された津波のストーリーは、シンプルで美しいセットも効果的で、一瞬にして家族を失った青年の絶望と立ち直る様子が詩情豊かに綴られ、惹き付けられました。 家族の写真と思われる「思われ木の葉」を探し求める姿に『イーハトーボの劇列車』で宮沢賢治が持ち続けたくるくる回る胸の映写機を思い出しました。

ワインを片手に、気分はサロンのお客様、贅沢なひと時を心ゆくまで楽しみました。

不老不死の人々が探し求めるものは時を超えてもなお色あせない愛。限りある命を生きるにしても、永遠を生きるにしても、願いは恋人と同じ時を生きるということだけ--普遍的な思いに涙しました。

良かったですね!!
私たちは、3人がかりで井上君にアピールし、芳雄くんファンのY氏に注いでもらうことに成功しました。彼がチケット手配してくれたし、絶対、熱心なファンの彼には注いでもらいたい〜と思ってたんで、良かったです。彼は、蘭寿さんからも貰っていたので、すごい贅沢カクテルな白ワイン(笑)。
私は、ムッシュー・サンクだっけ? エマールさんからチョコレートをもらいました。
思うことはいろいろあるけれど、楽しい夜でした。

Mickeyさま。
とにかく美しい舞台でしたー。装置は松井るみさんだったんですね。なるほど。

ぷらむさま。
運が良かったです、井上君が偶然近くに来たので。
「まったく、いいよな、こんなにおかわりして! 僕は仕事中で飲めないんだぞ」という心の声が聞こえたような、聞こえないような・・・表情でした。うふ。

当日は、井上君にワインを注いでもらったのが嬉しくて、井上君に酔ったのかワインに酔ったのか、とっても幸せな気分で帰宅しました(ワインは記念に持って帰り、カップごと冷凍庫へ)。

観劇?から数日たってよく考えると、「思われ木の葉」はそこだけ別世界だったし、観客の探し物となると、現実の世界に引き戻されてしまいましたが、それぞれのパートと舞台セットを楽しめたので満足です。

18日にはまた、井上君のコンサートがありますが、忙しすぎるせいでしょう、とってもスリムだったのが心配です。

Mickeyさま。
井上君は気をつけてないと、痩せちゃうタイプ。
浦井君は気をつけてないと、太っちゃうタイプ。ですね、きっと、たぶん。

こんばんは。
芳雄くん、キラッキラでしたね。
細いし身長もあるから、衣装がどれもお似合い。
ダンスも上達していたような気がします。
芳雄くんトート、本当に期待してしまいます。
(たしかに「ボンベイ……」の健ちゃんはムッチリしてましたね)

あの3.11のシーン、
非現実的なレビューショーに、リアルでメッセージ色の強いエピソードは唐突すぎて、
私は少し引いてしまいました。
芳雄くんの歌は胸にジンジンと響きましたけど。

ラズベリーさま、こんばんは。
井上君がこんなに踊ったのを見るのは、StarSコンサート以来かもしれません。
なかなか見せましたよね。彼、今年のやりたいことは、ジムに通うことらしい。
 
3.11のシーンは、やはり全体の中で異質でした。
このシーンだけが、テーマをくっきり浮かび上がらせていて。演出でも押さえきれないものがあったような気がします。

ユイット、評判すごく良いですね。
私は、、、チケット取れなかったのです(>_<)
最近の井上君はけっこうチケット難で
去年のビルボードライブもダメでした。
明日のディズニーコンサートは何とか取れましたので楽しんできます。
それにしても井上君も浦井君も働き者!
ファンとしては楽しみが多くて嬉しいですが体調も心配、、、
一体いつ歌詞やセリフを覚えているのでしょうね〜
記憶力も受験生並みですよね(^^;;

ホワイトさま。
まじで? ユイットとれなかったの? そうでしたか、残念!
ビルボードライブは、席数少な過ぎたけど、ユイットもチケ難だったんですね。

井上君、働き過ぎて、頬がこけてました。しかし、彼、しばらく休み無いですねー。心配です。

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