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2009年11月22日 (日)

なにかが足りない『十二人の怒れる男』

 随分前からチケットを買ってあったのだった。そうでなければこんなに凄まじいスケジュールにはならなかったものを。シアターコクーン、11月19日(木)のマチネ。

『十二人の怒れる男』
作・レジナルド ローズ 演出・蜷川幸雄
出演・中井貴一 筒井道隆 辻萬長 田中要次
   斉藤洋介 石井愃一 大石継太 柳憂怜 
   岡田正 大門伍朗 品川徹 西岡徳馬 ほか

 あまりにも有名な映画『十二人の怒れる男』。元はテレビドラマだったのね。目を付けたヘンリー・フォンダが映画にして、主役を演じた。名作らしい。でも、マダムは観てないんだー、その映画。
 それにしても、これほど舞台向きのお話はないと思う。密室で、時間の経過通りに進んでいくドラマだもの。そしてこれだけの渋いメンバーが揃い、蜷川演出ときたら、観に行かないわけにはいかない。
 で、結論はね(いきなりだけど)、普通に面白かった。のだけれど、興奮はしなかったな。心かき乱されることもなかった。ということは、なにか、足りないってことだよね、芝居としては。
 たぶん、化学反応不足、ということよ。

 それぞれの役者は皆達者な人たちで、自分の役を的確に表現していたの。だけど、誰かと誰かがぶつかりあうとき、1+1以上のエネルギーが出ない。他の人の発言の時の反応が、シャープじゃないのね。かみ合い方がまだ、がっぷりじゃないの。
 だから、ひとり、またひとり、と有罪に投票していた人が無罪に転じていくところに、驚きや喜びやワクワクドキドキが足りないの。蜷川演出にしては珍しい、予定調和な感じで。
 まだ幕が開けて間もないので、回を重ねるとかみ合ってくるのかもしれないわ。

 マダムとしては、『ヘンリー六世』第三部をあきらめてシアターコクーンに行ったので、なおさら不満が残ってしまったのでした。
 ので、やけに短いレビューになっちゃった。



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